- 忘れものや
ミスが多い - 集中力が続かない
- 片付けや
予定管理が苦手 - 思ったことを
すぐ口にしてしまう - 落ち着いて
行動することが苦手 - 人間関係で
困りごとが多い - 発達障害の可能性に
ついて相談したい
日常生活の中で上記のような困りごとを感じている場合は、一人で抱え込まずにご相談ください。
ADHD(注意欠如・多動症) とは?
ADHDは発達障害の一つです。「不注意」「多動性」「衝動性」といった特性がみられ、日常生活や学校、仕事、人間関係などで、人知れず生きづらさを感じることもあります。
特性の現れ方や程度には個人差があり、周囲からは「性格の問題」「努力不足」と誤解されてしまうことも少なくありません。しかし、決してご本人の怠けなどではなく、日常生活の中で大きな負担を抱えている当事者の方は多くいらっしゃいます。
ADHDは子どもだけにみられるものではなく、大人になってから環境の変化によって困りごとが表面化し、受診につながるケースもあります。当院では「その人らしく生活できること」を大切に、適切なサポートをしていきたいと考えています。
不注意
ご本人は真剣に取り組んでいても、注意のコントロールや整理整頓が苦手な傾向があり、周囲から誤解されて自信を失ってしまうことも少なくありません。
よくある具体的な例
- 忘れものや
なくしものが多い - ケアレスミスを
繰り返す - 話を
聞き漏らしてしまう - 締切や予定の管理が
苦手 - 部屋や机の
整理整頓が難しい - 一つの作業に
集中し続けることが 難しい
多動性
身体やこころが常に活発に働き、落ち着いた状態を保つことが難しい特性です。大人になると、外からは見えにくい「こころの中のそわそわ感」として現れることが多く、エネルギーを消耗しやすい側面もあります。
よくある具体的な例
- じっとしていることが
苦手 - そわそわしてしまう
- 頭の中で
常に考えが巡っている - 一つのことに
落ち着いて 取り組みにくい
衝動性
ご自身の行動や感情にブレーキをかけることが難しく、思いついたことをすぐに行動に移してしまう特性です。悪気や悪意は一切ないのですが、その場にそぐわない行動につながり、本人が悩みを抱える原因にもなります。
よくある具体的な例
- 相手の話を
最後まで待てない - 思ったことを
すぐ口にしてしまう - 感情的に
なりやすい - 衝動買いを
してしまう - 後先を考える前に
行動してしまう
- 学校では
- 授業中ほかのことに気が散る、忘れものが多い、提出物の期限を守るのが負担になる、などがあります。
- 仕事では
- 書類の確認ミスが増える、タスクの優先順位をつけにくい、スケジュール管理に追われる、などで焦りを感じる場合があります。
-
家庭や
対人関係では - 部屋の片付けや金銭管理を負担に感じたり、悪気はないのに約束を忘れてしまったりして、周囲との関係に悩むことがあります。
- ADHD
- 「不注意」「多動性」「衝動性」が中心です。うっかりミス、集中の難しさ、思った直後に行動してしまう、などが目立ちます。
- ASD
- 「対人関係やコミュニケーションの特性」「強いこだわり(マイルール)」「感覚の過敏さ」などが中心となります。
ただし、この2つの特性を合わせ持つ方も多いため、実際にははっきり区別できないケースも少なくありません。困りごとの背景を整理し、「自分にはどんな特性があるか」を知ることが大切です。
ADHDの診断では、現在の困りごとだけでなく、これまでの生活背景や子どものころの様子などを丁寧にお聞きしながら、総合的に判断します(必要に応じて心理検査も行います)。
治療や支援では、生活環境の調整や困りごとへの対処法の整理に加え、必要に応じて薬物療法も検討します。当院では、ADHD適正流通管理システムの登録医師が、専門的な薬物療法に対応しています。
ADHDの薬物療法(例)
- コンサータ
- 脳内のドーパミンなどの働きを強め、集中力を高めたり、多動・衝動性を落ち着かせたりするお薬です(効果の持続時間は約12時間)。
- ビバンセ
- 不注意や多動・衝動性を改善するお薬で、6歳以上18歳未満の小児、または、18歳未満で診断され成人期以降も継続が必要な方などが対象となります(効果の持続時間は約12〜14時間)。
特性そのものを否定するのではなく、困りごとを減らしながら、日常生活が送りやすくなるようサポートいたします。