「朝、どうしても身体が動かない」「会社や学校の近くまで行くと足がすくんでしまう」――そんな経験はありませんか?
仕事や学校に行けない状態は、単なる怠けや甘えと決めつけられるものではありません。本人の意思とは関係なく、こころや身体が強い負担を感じ、無理して通うことが難しくなっている可能性があります。
周囲からは「頑張れば行けるのでは」「少し休めば大丈夫」と言われることもあるでしょう。しかしご本人にとっては、朝起きること、支度をすること、外に出ること自体が大きな負担になっているケースも少なくありません。
こうした状態が続くと、生活リズムの乱れ、家族との関係、将来への不安など、悩みがさらに連鎖を生む恐れもあります。一人で抱え込まず、まずは今の状態を一緒に整理し、必要な休養や治療、環境調整について考えていきましょう。
強いストレスや疲労が続いている
職場や学校での人間関係、業務量や学業の負担、環境の変化などが重なると、心身のエネルギーが少しずつ消耗していきます。はじめは「少し疲れているだけ」と感じていても、朝起きられない、外出できない、集中できないといった状態に陥ってしまうのです。
不安や緊張が強くなっている
出勤や登校を考えただけで動悸、息苦しさ、腹痛、吐き気などが現れる方もいらっしゃいます。「また失敗するのではないか」「人にどう思われるか」といった不安が強い場合、職場や学校へ向かうこと自体が大きな恐怖に感じられることもあります。
気分の落ち込みや意欲低下がある
以前は問題なくできていた身支度や通勤・通学などの日常的な行動も、気分の落ち込みが続くと、非常におっくうになる傾向が見られます。やる気が出ない、何をしても楽しくない、眠れない、食欲がないといった変化がある場合は、こころの不調が背景にあるサインかもしれません。
環境とのミスマッチや対人関係の問題がある
仕事内容や学校生活、人間関係、評価のされ方などがご本人に合わず、大きな負担となっているケースも考えられます。また、発達特性や感覚の過敏さなどが関係し、周囲と同じように過ごそうとするだけで、激しく消耗する方もめずらしくありません。
睡眠・覚醒リズムや身体の不調が関係している
睡眠・覚醒リズムが崩れると、夜になっても眠れず、朝起きることが難しくなる場合があります。特に思春期のお子さまでは、起立性調節障害などの身体疾患が登校の難しさに影響を及ぼしているケースも見受けられます。
- うつ病
- 適応反応症(適応障害)
- 不安症(不安障害)
- 社交不安症(社交不安障害)
- パニック症(パニック障害)
- 自律神経失調症
- 睡眠障害
- 神経発達症(発達障害)
- 起立性調節障害
- 心身症
など
- これらのいずれかに当てはまるとは限りません。専門的な評価により、適切な診断・支援を行います。