- 職場や学校で
場の空気を 人間関係で読むのが苦手で、 悩むことが多い - 急な予定変更があると
強い不安や混乱を感じる - 物事へのこだわりが強く、音や光、
肌ざわり、 特定の味などに敏感
ASD(自閉スペクトラム症)は、ご本人の努力不足やわがまま、保護者の方の育て方によるものではなく、生まれつきの脳の特性によるものです。ASDの特性は人によって現れ方が異なりますが、「ものごとの受け取り方や考え方の特徴」として理解することが大切です。
一人で抱え込んでご自身を責めてしまう前に、まずはその生きづらさや困りごとを私たちにお聞かせください。
ASDとは
ASDは、対人関係やコミュニケーションの難しさ、こだわりの強さ、感覚の過敏さ・鈍さなどがみられる発達特性の一つです。以前は「アスペルガー症候群」と呼ばれていた特性も、現在はASDの一部として説明されることが多くなっています。
知能の遅れを伴わない場合、子どものころは周囲からフォローされることも多いので、本人もASDと認識せずに大人になることも少なくありません。しかし、進学や就職などで社会に出ると、複雑な対人関係や曖昧な指示への対応、マルチタスクや臨機応変さが求められるため、困りごとが表面化しやすくなります。
その場合、ASDの特性を自身で理解して工夫したり、適切なサポートを受けることができないと、周囲に無理に合わせようと頑張りすぎてしまい、二次的にうつ病などを併発する場合もあります。
初診・ヒアリング
まずはご予約をお願いいたします。初診では、学校・職場・家庭などで現在お困りの症状や生活状況、これまでの経過、幼少期からの歩みについて詳しくお話をうかがいます。
検査・診断
問診に加えて、必要に応じて心理検査を行います。これは、ご自身の得意・苦手といった「特性の傾向」を客観的に分析して、適切な診断やサポートに活かすためです。
治療・サポート計画の策定
診断名だけにこだわらず、困りごとの背景を整理し、必要な支援や対処方法を一緒に考え、「環境調整」のアドバイスを行います。ASDそのものを根本的に治す薬はありませんが、不安や不眠などの二次症状がある場合、適切なお薬を処方します。
継続的なフォローアップ
定期的な通院を通じて、特性との付き合い方や対処法をあせらず一緒に振り返ります。必要に応じて、地域の相談支援機関や福祉サービスの情報提供も行い、社会での過ごしやすさをサポートいたします。
当院では、ASDの特性を「治すべきもの」と決めつけるのではなく、ご本人が日常生活を送りやすくするための診療を大切にしています。困りごとの場面を具体的に整理し、コミュニケーションの工夫、環境調整、ストレスへの対処法などを一緒に考えます。
「これまでの生きづらさは特性のせいかもしれない」と悩まれている方も、まずは一度ご相談ください。