- 高い場所に行くと、強い不安や
動悸が起こる - 注射や刃物など、尖ったものを
見るだけで 気分が悪くなる - 雷の音がすると
強い恐怖を感じて、 外出できなくなる
特定の対象や状況に対する恐怖症は、医学的には『限局性恐怖症(特定の恐怖症)』と呼ばれることがあります。
「気にしすぎ」「性格の問題」と思われがちですが、ご本人にとっては非常につらいものです。無理に我慢せず、まずはお気軽にご相談ください。
恐怖症とは
恐怖症とは、理屈では安全だとわかっていても、特定のものや状況に対して強い恐怖や不安を感じ、それを避けようとする状態をさします。
代表的なものとして、高所、注射・針など先端が尖っているもの、閉所、窒息、嘔吐、雷、飛行機などへの恐怖があります。
強い恐怖を感じると、動悸、息苦しさ、めまい、吐き気、発汗など身体症状が現れることも少なくありません。そのため「耐えられない、逃げ出したい」と不安になり、外出や学校、仕事、人づき合いにも影響が及ぶこともあります。
恐怖症の原因はまだ完全に解明されていませんが、生まれ持った不安の感じやすさや、過去のトラウマ体験などが複雑に関係していると考えられています。適切なサポートや治療によって不安とのつき合い方を身につけ、生活への影響の軽減をめざします。
初診・ヒアリング
まずは現在のお困りごとについて詳しくお話をうかがいます。「どのような場面で不安が出るのか」「いつごろから始まったのか」「日常生活にどの程度影響しているのか」などを確認します。
検査・診断
問診を中心に、不安の強さや生活への影響を確認します。必要に応じて心理検査を行い、ほかの不安障害や身体的な病気がかくれていないか確認します。
治療・サポート計画の策定
認知行動療法的なアプローチや、段階的に苦手な場面に慣れていく練習(曝露療法など)をします。
また、必要に応じて、不安を和らげるお薬なども補助的に組み合わせ、無理のない治療方針をご提案します。
継続的なフォローアップ
通院を続けていただき、不安の変化や生活状況を確認します。あせらず少しずつ「苦手な場面に慣れていく」ことを大切にしながら、日常生活の安定をめざします。
恐怖症は、周囲には理解されにくい一方で、ご本人にとっては日常生活を大きく左右する深刻な状態です。当院では不安を否定せず、安心して相談できる環境づくりを心がけています。
治療では無理強いすることはなく、患者さまのペースで、段階的に慣れていくことをめざします。不安とのつき合い方を徐々に身につけ、「できること」を増やしていけるようサポートいたしますので、どのようなことでもご相談ください。