うつ・鬱病・適応障害
「こんなんで行っていいの?」|初めてのメンタルクリニックが怖い・不安な方へ
「予約したのに、行くのが怖くて眠れませんでした」
大阪梅田で診療をしていると、初診時、「本当は来るの、すごく怖かったです」と話される方は少なくありません。
特に、
- 初めてメンタルクリニックを受診する方
- 10代後半〜20代前半の方
- 真面目で頑張り屋の方
- “ちゃんとしなきゃ”を続けてきた方
ほど、「自分がここへ来る側になると思っていなかった」と話されることがあります。
実際、予約した後から、
- 急に怖くなる
- キャンセルしたくなる
- 何を話せばいいか分からない
- 泣いたらどうしよう
- 「こんなんで来るな」と思われそう
- “もっと重症の人が行く場所”な気がする
など、不安が強くなる方は少なくありません。
そしてそのまま、「やっぱり自分が弱いだけかも」と思い、また一人で耐え続けてしまうことがあります。
ですが実際には、“かなり限界に近い状態”になっている方も少なくありません。
今回は、
- 初めてのメンタルクリニックはどんな場所なのか
- 「怖い」と感じる理由
- 初診前に不安になるのは普通なのか
- どんな方が受診しているのか
について、精神科専門医の立場からお話しします。
「予約した後から」急に怖くなることがあります
実際かなり多いです。
予約するまでは、「もう無理かもしれない」と思っていた、でも予約した瞬間、逆に、「本当に行くの?」という怖さが出てくる。
例えば、深夜、布団の中で、
- 「メンタルクリニック 初めて」
- 「心療内科 何話す」
- 「精神科 怖い」
- 「初診 キャンセル」
- 「適応障害 甘え」
- 「薬 飲みたくない」
を何時間も検索する。
TikTokやInstagramを見続けて、気づけば朝4時。
友達のストーリーを見るだけでしんどい。
グループLINEも返せない。
でもSNSには、普通に投稿してしまう。
学校では笑う。
「元気そうだね」と言われる。
でも帰宅すると、一気に動けなくなるのです。
スマホの充電が切れたままでも放置し、お風呂へ入る気力もなく、髪も乾かせない。
それでも、「学校行けてるし、まだ甘えかも」と思ってしまう。
特に、学校へ行けている・バイトへ行けている・外には出られているといった場合、「もっと限界になった人が行く場所じゃないの?」と感じてしまう方も少なくありません。
ですが実際には、“無理やり普通を演じ続けている”状態の方も多いです。
「初診当日」ビル前で動けなくなる方もいます
初診当日、梅田のクリニックビル前まで来たのに、入れなくなる方もいます。
- エレベーター前で止まる
- ビルを何周もする
- 呼吸が浅い
- 手が冷たい
- 胃が痛い
- 動悸がする
- 足が重い
- 喉が詰まる感じがする
これも珍しくありません。
また、「自分がここへ来る人間なんだ」という感覚にショックを受ける方もいます。
また、
- 「知り合いに見られたらどうしよう」
- 「受付で変に思われないかな」
- 「名前を呼ばれるのが怖い」
- 「ちゃんと話せなかったらどうしよう」
と不安になる方も少なくありません。
「イヤホンをしたまま顔を上げられず待っていた」という方もいます。
ですが待合室には、
- スーツ姿の会社員
- 学校帰りの学生さん
- 一見すると普通に見える方
も多くおられます。
「特別な人だけが行く場所」というわけではありません。
「上手く話せなくても大丈夫ですか?」と聞かれることがあります
これも非常によくあります。
初診前、
- 「何から話せばいい?」
- 「頭真っ白になりそう」
- 「泣くだけかも」
- 「上手く説明できない」
と不安になる方もいます。
ですが実際には、最初から綺麗に話せる方ばかりではありません。
- 涙が先に出る
- 沈黙になる
- 「分からない」しか言えない
そんな状態から始まることも少なくありません。
「母には“学校の相談”って言いました」19歳女性のケース
【ご相談例】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢・性別 | 10代・女性 |
| 職業 | 学生 |
| 症状 | 不眠、抑うつ状態 など |
19歳女性、専門学生の方です。
大阪市内から梅田へ通学されていました。
もともと、
- 真面目
- 遅刻しない
- 人に気を遣う
- 空気を読みすぎる
- 頼まれると断れない
タイプだったそうです。
周囲からも、「ちゃんとしてる子」と言われることが多かったとのことでした。
ですが徐々に、
- 朝、制服を見るだけで涙が出る
- 洗面台の前で固まる
- メイク途中で座り込む
- 髪を乾かせない
- LINEを返せない
- 人と話すだけで疲れる
状態になっていったそうです。
夜も、TikTokやInstagramを見続けてしまい、気づけば朝4〜5時。
でも眠れない。
朝になると、「また今日も普通にしなきゃ」で胸が苦しくなる。
学校では笑う。
でも帰宅後はベッドから起き上がれない。
それでも、「自分なんかがメンタルクリニックへ行っていいのかな」と思い、数ヶ月我慢していたそうです。
深夜、布団の中で、
- 「精神科 怖い」
- 「メンタルクリニック 初めて」
- 「適応障害 甘え」
- 「心療内科 何話す」
- 「泣いたらどうなる」
を何時間も検索。
予約した後も、「やっぱりキャンセルしようかな」と迷っていたそうです。
また、ご家族には、「学校の相談に行ってくる」とだけ話して来院されたとのことでした。
初診当日も梅田のクリニックビル前で30分近く動けず、エレベーター前で何度も引き返したそうです。
「待合室でも、自分だけ場違いな気がした」と話されていました。
イヤホンを外せず、受付の声も緊張でうまく聞き取れなかったそうです。
問診票を書いている途中で涙が止まらなくなり、診察室へ入った直後、「こんなんで来てすみません」と話されたのを覚えています。
ですが診察後、少し表情が緩み、「もっと怖い場所かと思ってました」と話されていました。
帰り道、ルクア地下で飲み物を買えた時、「ちょっとだけ呼吸しやすかった」とも話されていました。
また後日、「“来てもよかった”って初めて思えました」とも話されていました。
※上記は、症状を一般化して紹介した一例です。症状のみで判断することはできません。
「メンタルクリニックが怖い」と感じるのは自然なことです
メンタルクリニックには、まだまだ、
- 怖い
- 行ったら終わり
- 弱い人が行く場所
というイメージを持っている方もいます。
ですが実際には、“限界まで頑張ってきた人”ほど、受診直前で強く迷いやすい傾向があります。
うさぎは不安が強い時、安全を確認するまで動けなくなることがあります。
人の心も同じで、「怖い」が強い時ほど、前へ進めなくなることがあります。
大阪梅田で「初めてのメンタルクリニックが怖い」と感じている方へ
大阪心療内科うさぎメンタルクリニック大阪梅田院では、精神科専門医が、
- 適応障害
- うつ病
- 不安障害
- 不眠症
などの診療を行っています。
「予約したけど怖い」
「何を話せばいいか分からない」
「自分が来ていい場所なのか分からない」
そんな状態から来院される方も少なくありません。
今はまだ、「本当に受診するべきか迷っている」段階でも大丈夫です。
まずは、一人で抱え込み続けないこと。
あなたが少し安心して話せる方法を、一緒に考えていきます。