- ハイテンションで
活動的な時期と、 気分が強く落ち込む時期を繰り返す - 調子がいいときは
眠らなくても 次々とアイデアが浮かぶ元気に活動でき、 - 急に大きな
買い物をしたり、 おしゃべりが止まらない時期がある
双極性障害(双極症)は、かつては「躁うつ病」とも呼ばれていた病気です。気分の落ち込みだけでなく、気分が高ぶる「躁(そう)状態」や、普段より活動的になる「軽躁状態」がみられます。
「周囲からは理解されにくい行動」や「気分のムラ」「性格の問題」に見えてしまいがちですが、ご本人の性格や気分の問題ではないため、適切な診断と治療が大切です。
双極性障害(双極症)とは
双極性障害は、強く落ち込む「うつ状態」と、気分が異常に高揚したり活動性が高まる「躁(そう)状態」または「軽躁状態」を繰り返す病気です。脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることで起こると考えられています。
「およそ100人に1人が経験する」といわれており、うつ状態の時期だけを見ると、気分の落ち込み、意欲の低下、不眠、食欲不振などがみられ、うつ病と見分けがつきにくいのが特徴です。
一方、躁状態では、眠らなくても平気、アイデアが次々に浮かぶ、浪費や衝動的な行動などが増えます。
特に軽躁状態は、ご本人には「調子がよい」と感じられ、病気だと気づきにくいことがありますが、うつ病とは治療方針が異なるため、これまでの気分の変化を丁寧に確認することが大切です。
適切な治療を行わずに放置すると、ご本人だけでなく、ご家族や周囲の方の生活にも影響が及ぶことがあります。早期に発見し、気分の波を適切にコントロールしていくことで、安定した毎日をめざしましょう。
初診・ヒアリング
まずはご予約をお願いいたします。初診では、現在お困りの症状やこれまでの経過に加え、過去に「妙に調子が良かった時期」や周囲から指摘されたエピソードがなかったかなど、詳しくお話をうかがいます。
検査・診断
問診に加えて、必要に応じて心理検査や血液検査を行います。これは、甲状腺の病気など、気分の変動を引き起こす身体的な疾患がかくれていないかを確認して、適切な診断を行うためです。
治療・サポート計画の策定
診断に基づき、お薬(気分安定薬、抗精神病薬など)による気分の波のコントロールを基本とした治療を行います。その上で、ご自身の病気の特徴や再発のサインを理解するアドバイスを組み合わせ、患者さまに合った治療プランをご提案します。
継続的なフォローアップ
定期的な通院を通じて、症状の改善具合や薬の副作用を確認しながら、あせらず治療を進めます。体調が安定してきたら、再発防止に向けた生活リズムの調整などもサポートいたします。
当院では、患者さまお一人お一人の生活背景や価値観を尊重し、「対話を重視した診療」を大切にしています。単にお薬を処方するだけではなく、患者さま自身が病気の特徴(気分の波)を理解し、うまく付き合いながら、自分らしく穏やかな日々を送れるようになることをめざしています。
「単なる気分の浮き沈みかな」「自分の性格のせいかな」と迷われている方も、まずは一度ご相談ください。必要に応じて心理的なサポートや生活面のアドバイスも行い、日常生活の安定につながるよう支援します。